まず１つ目のメリットが「分離課税」です。 退職金については、同じ年に他の所得(給与所得、不動産所得等)を受け取っていたとしても、合算せず別々に超過累進課税が適用されます。 下の図をご覧ください。

仮に課税所得が2,000万円だった方が、同じ年に別に2,000万円の所得があった場合、通常は加算して課税されます。 元々の課税所得ですでに50％となっていますので、その後に増えた所得には全て50%以上の税率がかかります。

なるほど。確かにそうなりますよね。

一方、分離課税は、加算されて課税されるのではなく、それぞれの所得に対して別々に課税されます。 退職金にはこの分離課税が適用されますので、改めて超過界進課税の一番低いところから、課税所得に応じた税率が適用されることになります。 結果として、図の赤色の部分の課税が軽減されることになります。

なるほど！そういう仕組みになっているのですね。

次は、２つ目のメリットについてご説明しますね。

アクサ生命保険株式会社 大阪支社 奈良営業所

坂本　広郷 さん

ライフプランナー・相続診断士。
私は、ホールディング信託設計を実行される お客さまに寄り添う相続生命保険設計を目指します。保険といえば、坂本へ！！